小売業、サービス業の用語解説
 マネジメント、組織

アドミニストレーション Administration            より詳しくは。。。
 主に大企業で、主として経営戦略と政策面に       小売業用語辞典
ついて統括すること。マネジメントやオペレーション
(運営)の全体を統括する仕事の分野。アドミニスト
レーションは、行政・管理を意味する。マネジメント
は、人と資産を管理すること。オペレーションは作業
の運営。

エグゼクティブ Executive
 経営幹部。権限を持っている幹部。取締役と、その下の部長、部長代理、副部長クラスまでであることが多い。アメリカの場合は、ほとんどが@副社長であるか、A重要スタッフであることが多い。
 エグゼクティブの意味は、行政・執行人。

オペレーション・ライン Operation Line
 現場の作業を担当する職位グループ。一般に「現業部門」と言い、店や工場などを指す。(後略)

クリエイティブ・ライン Creative Line
 バイヤーもしくはマーチャンダイザーのグループ。すなわち商品部。商品のマーチャンダイジングを通じて、荒利益高もしくは貢献差益高を実現(稼ぎ出す、クリエイト)する職位グループ。
 オペレーション・ライン(店)が経費削減を通じて純益に貢献するのに対して、利益を稼ぎ出す点が対照的。

コントロ−ラー Controller
 チェーンストアの、経営の計画と経営実績とを一致させる特別スタッフ。すなわち、数値計画通りにするために、経営作戦の変更をトップに進言する職位。コントローラーは、経営計画と経営実演との誤差をごく狭い範囲にとどめる責任を持つ。(後略)

CIO(シー・アイ・オー) Chief Information Officer
 最高情報責任者。チーフ・インフォメーション・オフィサーの略。

CEO(シー・イー・オー) Chief Executive Officer
 最高経営責任者。経営方針を決めるトップを指す。(後略)

CFO(シー・エフ・オー) Chief Financial Officer
 最高財務責任者。チーフ・ファイナンシャル・オフィサーの略。

COO(シー・オー・オー) Chief Operating Officer
 最高執行責任者。業務の執行を指揮するトップ。

職能 Job Function
 職務機能の大別。ペガサスクラブのチェーンストア理論では、次の5大機能に分けている。
 @スタッフ(トップを支える)
 Aサービス(全社組織に対するサービス作業)
 Bライン・スタッフ(店を援助)
 Cクリエイティブ・ライン(商品部)
 Dオペレーション・ライン(店・店舗運営部)

職務と職位 Job & Position
 職務とは、命令によって、あるいは会社との契約によって決まる仕事の内容。職務(仕事の内容)は具体的に示すことができる。また、責任を伴う職務はスペシャリストが担当する。責任とは数値責任を指す。
 職位とは、1人の人間が担当する職務(仕事)の範囲。したがって、職務の集合が職位。マーチャンダイザーやバイヤー、店長、コントローラー、広告ディレクターなどが職位の名称である。

スーパーインテンデント Superintendent
 複数の小売店を管理するマネジャー。この場合、各店にはマネジャーはおらず、各店に常駐しているのはアシスタント・マネジャー。その上司が、3〜5店を持つマネジャー(スーパーインテンデント)である。

スタッフ Staff
 トップの杖(つえ)となる人。ライン・スタッフが店(オペレーション・ライン)を援助する職能であるのに対して、スタッフはトップを支える人。コントローラーやエデュケーター、ゼネラリスト(企画室長や社長室長など)が、スタッフの代表的存在。
 しかし一般には、従業員をスタッフと呼んでいることが多い。

タスクフォース
 「特別作業班」。特定の課題について短期間で解決をはかるために、特別に編成された集団。
 委員会などの中で具体的な作業や調査を行う「ワーキンググループ」は「作業部会」に、新しい企画に向かって活動する「プロジェクトチーム」は「企画部会」に、言い換えることができる。

タレント・スペシャリスト Talent Specialist
 自分のタレント(能力、才能)によって自分の数値責任を果たすスペシャリストで、部下を持たない。マーチャンダイザーがその典型。これに対してマネジャーは1人以上の部下を持ち、部下を動かすことによって数値責任を果たす。

トップ・マネジメント Top Management
 会社のマネジメント(経営活動)のトップ段階の人、もしくは人々(複数)。最高経営陣と言った意味になるが、時には人ではなく、最高政策決定の機能そのものを指すこともある。

バイヤー Buyer
 マーチャンダイザーの仕事の一部分を担当する職位。マーチャンダイザーは製品開発をするが、バイヤーはそこまでは担当しない。商品の提供方法の開発までを担当する。(後略)

マーチャンダイザー Merchandiser
 自分の守備範囲の商品から、目標として与えられた荒利益高もしくは貢献差益高の責任を負い、かつ、それらの商品のマーチャンダイジングの全過程の責任を持つ人。
 マーチャンダイザーだけが担当する職務は、商品開発である。商品開発とは、@仕様書発注によって製品開発をすることと、A商品の提供方法の開発である。(後略)

マネジャー Manager
 部下を持つ管理者。1人でも部下がいればマネジャーであり、部下はいないが責任(数値責任)を持っている人は、ディレクターやタレント・スペシャリストと呼ばれる。
 チェーンストアの場合、マネジャーは、スペシャリスト(数値責任を負う人)として責任を持っている。マネジャーの責任は、@コスト削減、もしくはA純益確保責任の形を取ることが多い。これらの数値責任を果たすために、マネジャーは部下を思うように動かす必要があり、そのために命令と指示が重要である。

ライン Line
 組織上の言葉の場合は、オペレーション・ライン(作業現場)の意味であり、商品に関する場合は、品種群(部門よりも小さな分類単位)を指すことが多い。(後略)

ライン・スタッフ Line Staff
 オペレーション・ライン(店段階。作業を担当する職能)を援助する職能。広告ディレクターやスーパーバイザー、レイアウトマン、在庫コントローラーなど。



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