小売業、サービス業の用語解説
 SC類型

アウトレット・モール Outlet Mall                 より詳しくは。。。
 メーカーや小売店が、自社の売れ残り品や規格      小売業用語辞典
外品を格安で売る店(アウトレット・ストア)を集めた
モール(商店集団)。
 アウトレット・ストア(在庫処分店)では、売れ残り
ではあっても、有名ブランド品を通常売価の3〜7割
引きで買えるので、特に人気を呼んでいる。(後略)

医療モール
 @医療機関だけを集める形と、A複数の医療機関にドラッグストアやスーパーマーケット(SM)を併設する形、B大型SC内に医療モールを配置する形などに分けられる。「医療モール」、あるいは「医療クリニックモール」と呼ぶ場合もある。(後略)

エンクローズド・モール Enclosed Mall
 ショッピングセンターの種類の1つで、モール、すなわちショッピングセンター(SC)の回廊(共通歩道)、あるいは建物全体が屋内にあるSCのこと。(後略)

オープン・モール Open Mall
 モール(店間を歩く回廊、共通歩道)が建物内になくて、屋外を歩いて店間をショッピングするショッピングセンター(SC)。(中略)
 オープン・モールは、@空調などのSC運営費が安く、ASCオペレーションも単純化できるので、アメリカの一部には、大型SCについてもオープン・モールを指向する動きも見られる。(後略)

オムニセンター
 従来のモール(SC)類型の枠を飛び出し、LSセンターやパワーセンターの要素を兼ね備えた新型のモール。
 たとえば、デパートが核のモールに、サムズクラブやベストバイ、そして魅力的なレストラン、カフェが出店する例が現われた。
 このように複数のモール類型を結合させる形になるので、オムニセンターの敷地面積は、少なくとも3万坪は必要だとされている。
 オムニセンターとは、3つのSC類型が一つに融合したモールである。@従来の郊外型モールと、Aライフスタイル(LS)センター、Bパワーセンターを融合し、一つのSCを構成する。(後略)

コミュニテイ・ショッピングセンター
Community Shopping Center
 中型ショッピングセンター。核はDS(ディスカウントストア)、またはメガストア(売場面積2,500坪以上の会員制卸しクラブや倉庫型店、ハイパーマーケット等の価格破壊業態)、コンビネーション・ストア(売場面積1,000〜1,400坪)が1〜2店。商圏範囲は10分から20分で、商圏人口は5〜7万人(日本の場合)。将来は、商圏人口3〜5万人となる。

スーパー・リージョナル・ショッピングセンター
Super Regional Shopping Center
 核店として、フルラインのデパートメント・ストアが3店舗以上出店している超大型SC。このほかに、それに準ずる店(GMS:ゼネラル・マーチャンダイズ・ストアあるいはDS:ディスカウントストア)も出店。ほかに多くの専門店から成る。(後略)

スペシャルティ・センター Specialty Center
 ショッピングセンター(SC)の多様化類型(バリエーション)の一つで、「核店のないSC」すなわち商業集積のことである。但し、魅力的な専門店を集め、統一した外装などで雰囲気を打ち出している。
 外装を強調するスペシャルティ・センターをシーム(テーマ)センター(theme center)と言い、建築様式や嗜好を特徴とする。
 スペシャルティ・センターはNSCまたはCSC規模である。(後略)

ネイバフッド・ショッピングセンター
Neighborhood Shopping Center(NSC)
 「近隣ショッピングセンター」であり、ショッピングセンターでは一番小型のもの。近隣商圏を対象にするが、その範囲は車で10分以内、人口3万人まで。将来は1〜2万人に縮小する。
 核になる店は、@スーパー・スーパーマーケット、Aスーパー・ドラッグストア、Bホームセンターまたは金物店(ハードウェアストア)のうち、2店以上が入ることが普通。

ハイ・スタイル
 従来のモールにライフスタイルセンターを加えたモール。(後略)

パワー・センター Power Center
 パワー・センターは名前の通り、パワー(集客力)のある店の集団。集客力は多くの場合、価格破壊店が段突に発揮する。これは、倉庫クラブやスーパーセンター、倉庫型HC、カテゴリー・キラー、DS等が典型。(中略)
 パワー・センターの一典型であるディスカウンティング・フォーマットは、商圏人口が10〜20万人。従って、従来型のRSCの商圏人口とほぼ一致するので、RSCにとっては新たな脅威である。(後略)

ファクトリー・アウトレット・モール Factory Outlet Mall
 有名メーカーの工場直売店を集めた、新型のショッピングセンター(SC)。従来のSCと違う点は、ほとんどの店がメーカー直営であること。そして、デパートなどの価格よりも5割あるいは7割も安く売っている。日本の小売店売価に比べると、物によっては10分の1の商品もある。(後略)

ライフスタイルセンター Lifestyle Center
 デパートやスーパーマーケット(SM)などの大核店がなく、洗練されたスペシャルティストア(専門特化店)とレストラン群で構成された、天井なし(オープン・エア)の新型ショッピングセンター(SC)。
 アメリカ各地に少しずつ増えているが、日本でも同様のセンター(モール)が現われつつある。
 「核店のないSCはあり得ない」という常識を打ち破って1987年、アメリカのメンフィス郊外に、ストリップセンター(道路沿いの細長い商店集団)サドル・クリークが開業した。
 これは、核店となるSMの出店が得られず、悩んだ末にスペシャルティストアだけで構成したのだが業績が好調。サドル・クリークは成功し、坪当たり平均年商は142.3万円(1ドル100円換算)となった。
 日本のSCは今後、@従来型の大型・中型・小型SCと、Aその後に現われたアウトレット・モール、Bそしてライフスタイルセンターに分化して発展するものと見られる。

リージョナル・ショッピングセンター(RSC)
Regional Shopping Center
 大型SC(ショッピングセンター)。大核(フルラインのデパートメント・ストア)が1店の場合、RSC(リージョナルSC)と言う。商圏人口は、15万人以上で、商圏範囲は半径13キロ、車で20分以内。



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